食いしん坊日記
2026/01/20 08:00
年が明けてからの幾度かの大寒波襲来の終わりから1週間くらい経って沼田に入った。沼田は雪が降り積もるみなかみと片品の間の地域で、雪雲の切れ間にあたるので両地域ほど雪は降らないらしい。
なるほど、日陰のほんの一部にのみ雪や氷が残っているけれど、日向、市内の道路は凍結も積雪もほとんどなく、車の運転は快適そのもの。それがいかん。沼田に来るとチャリもなく、坂も多いのでルートの散歩以外は車で動いてしまう。走ることと食べることの両輪でぼくは動いているはずなのに、ランニング中の転倒が続いたために怖くなってこのところさっぱり走っていない。
もとより、平地を普通に走っているだけじゃ、また転ぶなと思っているので、平地でのランニング再開は考えにくかった。じゃ、どうするかの結論を先延ばしにしていた。効果的に落ちてきた脚の筋肉を少しでも戻すためのメソッド。ないかなと思っていたところへ、この沼田の地に東京から移り住んだ友人のTさんが市役所近くの坂をクライミングするとSNSで宣言し、もう7回実行したとの報告も流れてきた。

これかな。東京にいるうちにGoogleマップでその坂を調べた。場所はわかったし、概ねの距離はわかったが、どのくらいの斜面なのかはわからない。今回の滞在でぼくも参戦だとばかりにランニンググッズを持参した。そして、ついに滝坂クライミング、Tさん命名のTKZを実行。市役所の近くのホテルの脇から沼田駅まで往復で約1.3km、ただし、傾斜は半端ない。途中、なぜかコンクリートの階段があったりするし、熊が伝って駅のトイレまで行った(11月頃に沼田駅のトイレで男性が熊に襲われた)であろう森が坂の上に続いている。なんと言っても沼田は河岸段丘だからそこら中に坂だの階段だのあるわけ。無事完走はできたけれど、久しぶりだったせいもあって、結構疲れた。上りは途中で歩いたけど、歩かないようになれたら筋肉もいい感じで戻ってきているかもしれない。

昨年末に犬仲間に犬と人が一緒のトレイルランニングレースに出ないかと誘われた。白馬だって。12kmくらいあるらしい。ぼくもかつてトレランレースを何度も経験しているから、山を行くその距離がどれだけ過酷なのかよくわかっているし、今のぼくのからだと根性では全然だめなこともわかっている。「できる範囲で、無理をしないように」とぼくより15歳以上若そうな彼は言った。見果てぬ夢かもしれないけど、あの坂の先にほんの一筋の光があるんじゃないか。そう願う。
