大人なおやつ【オータムセット】
¥3,200
「2025オータムセット」
今回は干し芋、煎餅2種、フリーズドライの野菜に黒糖をセットしました。芋、米、アスパラ、サトウキビなどの旬の美味しさを閉じ込めたものばかり。ねっとり、じゃりじゃり、さくさく‥…素材の食感も楽しい農産品ばかり。日本の農家は本当にすごいです!干し芋は賞味期限が短いので一番最初にお召し上がりください。
【セット内容】
⚫︎雪の日の丸干し芋(新潟)
⚫︎まるざ玄米煎餅 黒米入り(香川)
⚫︎おやつdeアスパラ(北海道)
⚫︎純黒糖 銀(鹿児島)
⚫︎八幡平マッシュルームおこげ(岩手)
※賞味期限をご確認の上、お買い求めください。
「大人なおやつ」の商品の表示にはスラッシュがありません、それはつまり……
今回組み合わせた5つの商品は商品の製造上、共通の要素があります。出来上がるまでに余分な材料を使っていないのです。表示シールに原材料を記すことが定められていますが、添加物にあたるものを/(スラッシュ)以降に記載することがルール。つまり、化学調味料や保存料などを使用した場合には素材類を重量の多い順に列記してからこのスラッシュを入れて添加物を記載します。「大人なおやつ」は素材を生かして、余分なものを使っていないということを商品選択の基準にしています。だから、原材料の表示欄に/がないのです。
これは、ぼく自身がそうやってできたものの方が余分なものを入れて体裁を整えたり、原価を下げたりしたものよりも絶対に美味しいと思っているから。そして、何より、そういう商品を作り上げた事業者さんたちの意気込みやプライドへのリスペクトがあるからです。
素材の味、食感を忘れた人にはぜひ思い出してほしい。それを最初から知らない人にはこれは本来こういう味なんだよと伝えたい。ぼくはそんな思いを胸に今日もどこかで商品を探しています。
雪の日の丸干し芋(新潟)
これは本当にさつまいも?
初めて口にしたとき、そのスイーツとしてのあまりの完成度の高さに驚き、何か特別な加工が施されているのではないかと思った。干し芋は日本各地あちらこちらで作られていて、それこそ仕上げ方は千差万別。それぞれの生産者が自信を持って「うちのが一番」と言うくらいどれも完成度が高い。だが、この「雪の日の丸干し芋」の前ではそんなプライドの高い生産者も舌を巻くのではないだろうか。
2年ほど前に新潟・朱鷺メッセで行われた「6次化大賞」の審査会でウーマン・ファーマーズ・ファームの代表者のプレゼンテーションを聞いた。商品はこの「雪の日の丸干し芋」。これがこの年の大賞を見事に射止めた。その取り組み自体が地域おこし、地元での雇用創出を標榜して完全に形にした仕上がりであったのに加えて、その商品のクオリティの高さに審査員たちの心が動いたからだ。干し芋を食べて鳥肌が立ったことなど未経験。しかもその取り組みの真摯な姿勢に胸が熱くなって涙が込み上げてくるほどだった。満場一致の大賞受賞。
ウーマン・ファーマーズ・ファームのある十日町といえば米どころ新潟でも指折りの高い品質の米の産地。この昼夜の寒暖差が大きく、日照時間が長く、ミネラル豊富な土地でさつま芋が育てられている。土を育てるために農薬は使わない。収穫したさつまいもを2か月以上、雪が降る前の寒風に晒して熟成させ、糖度16度以上になったものだけを加工する。効率を優先する大規模農家であれば、捨ててしまう小さかったり、細かったり、傷がついていたりのさつまいもを丸ごと干して蒸して人の手で慈しむように丁寧に皮を剥く。
こうして出来上がった「雪の日の丸干し芋」は少し大袈裟に言えば、干し芋の常識を覆す食感と味わい。驚くほど甘く、ねっとりとしていて生チョコや生キャラメルの味わいにも似たプレミアムな仕上がり。大変デリケートで賞味期限も短いのでこちらできれば一番先にお召し上がりください。
【原材料】
さつまいも(新潟県十日町市産べにはるか)
【内容量】
100g
【賞味期限】
2026年2月2日
【成分表示 (100gあたり)】
熱量 303kcal、たんぱく質 3.1g、脂質 0.6g、炭水化物 71.9g、食塩相当量 0.0g(推定値)
まるざ玄米煎餅 黒米入り(香川)
高知県で行われた高知×香川×東京の合同展示商談会に出展していたブースの一つ「まるざ発酵研究所」に何気なく足が向いて、そこで試食したのがこの商品との出会いのきっかけになった。正確にはその時試食したのは主食にもなる古代餅。自然栽培玄米(農薬・除草剤・化学肥料不使用)100%を発芽させ、玄米でも胃や腸に負担がかからないよう「餅」にして、「玄米」が持つ力を最大限に生かしたものだった。
じゃりっとした食感と噛むほどに自然な甘みがじんわりと湧いてきた。ここで「大人なおやつ」になりそうなものを探して見つけたのが今回お届けする「まるざ玄米煎餅 黒米入り」。玄米はからだにいいことはわかっていても、わざわざ買ってきた家で食べる気にはなれないという人も多い。独特の臭みがあるし、しっかりと噛み込まないと消化にもよくない。発芽玄米が商品化されてもう20年以上もたつけれど、玄米そのものを食すのはコアなファンや食事制限のある人を除いてさほど増えてはいないはず。それをここではごくごく身近なものとして認識してもらえるように食べやすく、わかりやすい形にして商品化している。
古代餅はオーブントースターで5分ほど焼くだけで食べられるし、今回お届けする玄米煎餅は袋を開けるだけで簡単に玄米を食すことができる。ひと口大の可愛いサイズでさらりとしていて食べやすい。それも栄養価が高いから食べるのではなく、美味しいから食べたくなる。からだのことを言い募ると妙に説教臭くなる。そんなことは意図していない。美味しいからぜひ食べてくださいと声を大にして言いたくなる。
農薬や除草剤、化学肥料などを使用していない自然の力で育てた玄米100%を発芽させて、さらに抗酸化力の高い黒米を入れたこの「まるざ玄米煎餅 黒米入り」は、噛むと醤油のまろやかな味わいとぎゅっと詰まった玄米の甘みが、心和ませてくれる、まさに大人なおやつ!
余計なものが入っていないものの美味しさを存分に味わってください。
【原材料】
玄米餅米(香川県産)、天日塩、古代黒米(香川県産)、砂糖、醤油(本醸造)(小麦・大豆を含む)
【内容量】
50g
【賞味期限】
2026年4月7日
【成分表示 (1袋あたり)】
熱量 194kcal、たんぱく質 4.0g、脂質 0.4g、炭水化物 44.1g、食塩相当量 1.0g(推定値)
※この商品はえびを使用した商品と同じ設備で製造しています。
おやつdeアスパラ(北海道)
2025年夏の終わり、札幌での商談会で出会ったこの「おやつdeアスパラ」は、北海道産のアスパラを1本丸ごとフリーズドライにしただけの商品。塩すら使っていない。サクッとした食感の奥からアスパラ本来の旨味がじんわりとやってくる。塩味がないのでそのままではビールのつまみというわけにはいかないけれど、素材の味以外の味が何もないので、サラダのトッピングやスープやシチュウの浮き身にしたり、まだ試していないけれど、味噌汁に浮かべてもいいかもしれない。
北海道には加工に使える食材が多い。
じゃがいも、とうもろこし、玉ねぎ‥‥など北海道じゃなくても育つものもたくさんあるけれど、「北海道産」にはつい手を伸ばしてしまう魔法のような魅力がある。生産者の意識も高く、十勝周辺の農家は明治時代以降に国の予算で開発されたのではなく、主に本州以南からの入植者たちが自らの力で、私財を投げ打って、身を粉にして荒地を切り開いた。その凄まじい誇りがある。だから生産手段にもこだわる。畑もどこかシュッとしていてスタイリッシュに見える。
そうして収穫された食材は、できるだけそのまま、旨味を生かしたまま、フレッシュじゃなくて加工品であれば、できるだけ余計な味をつけないでほしい。ぼく自身の故郷でもある北海道の食材についてはずうっとそう思ってきたが、なかなかそうはいかない。札幌での商談会に臨みながら、そんな思いをずっと胸に秘めていた。だから、この素材だけのこの「おやつdeアスパラ」を目の前に出されたとき、正直「嘘だろ」と思った。思い描いたままの商品だったから。
ぜひぜひ道産素材の旬の旨味を体験してください。
【原材料】
アスパラガス(北海道産)
【内容量】
5g
【賞味期限】
2026年4月12日
【成分表示 (100gあたり)】
熱量 325kcal、たんぱく質 32.8g、脂質 1.5g、炭水化物 57.0g、食塩相当量 0.0g(推定値)
純黒糖 銀(鹿児島)
1日に10社以上の企業と商談をしてへとへとになって帰宅して、夜、サンプルで手渡されたこの「純黒糖 銀」をひとつ、口に含んだ。ゆっくりと素材の持つ旨味、甘味が口の中から脳へとストレートに伝わった。血糖値が少し上がったのか、何もやる気力がなかったのに元気が出てきた。その日商談した企業の中で最も期待していた「そいそい」の取り扱い商品で、スタッフさんの実家が徳之島にあってそこで作られた、サトウキビの絞り汁を煮詰めて固めた黒糖。だから、加工黒糖ではなく、「純黒糖」の商品名を持つ。
サトウキビの収穫はすべて手刈り。風味を損なわないうちに手早く水洗いし、じっくり時間をかけて煮詰めていく。単純ながら難しい工程を経て仕上げられていく。すべてが手作業、熟練した職人の勘と技が肝。人の手の温もりが写し込まれたような風味。そんな目に見えないエネルギーが口にする人の心とからだに浸透していく。こっくりとした甘みには毛羽だった気持ちを癒す優しさがある。そしてその甘みは口の中に残って結構長い時間、味わい続けることができる。えぐみや過度な甘みがあればそうはいかない。ここまで嫌味のない、奥行きのある甘みはちょっと経験がない。存分にこの甘さに癒されてください。
【原材料】
さとうきび(徳之島産)
【内容量】
60g
【賞味期限】
2026年3月31日
【成分表示 (100gあたり)】
熱量 370kcal、たんぱく質 1.5g、脂質 0.1g、炭水化物 91.1g、ナトリウム 4.9mg(推定値)
八幡平マッシュルームおこげ(岩手)
2024年の年末、こだわりの強い中小の食品事業者さんたちが集まる忘年会に呼ばれた。そこでジオファーム八幡平の代表がゲームの景品として数袋持参していたのがこの「八幡平マッシュルームおこげ」。たまたまじゃんけんゲームで勝ってぼくはこの煎餅を持ち帰ったのだが、家に着くと空腹を感じたので袋を開けて1枚食べてみた。美味しくて食感も素晴らしくて大げさかもしれないが、酔いが覚めた感じで、これはぜひ「大人なおやつ」として紹介したいと思った。
ジオファーム八幡平は雄大な岩手山の麓、東北自動車道の岩手山サービスエリアのすぐ裏に位置する。引退した競走馬たちを育て、彼らの排泄物でできる馬厩肥・馬糞堆肥を使って菌床を作り、そこでマッシュルームの生産を行っている。この栽培方法はフランスで確立されたものらしい。こうしてできたマッシュルームを乾燥させて風味を閉じ込め、埼玉の煎餅専門のメーカーで煎餅生地に練り込んでさっくりと揚げて仕上げた。生地表面にところどころ見える焦げ茶の物質が乾燥マッシュルーム。煎餅の食感にアクセントを加えるだけでなく、香ばしさもプラス。飽きずにパクパクとつい手が伸びる。おなかも膨らむ。焼きおにぎりを食べているような幸せな気分になる。1袋の中には多少割れせんも入っています。どうぞご容赦いただき、お召し上がりください。
【原材料】
うるち米(国産)、米油、醤油(大豆・小麦を含む)、乾燥マッシュルーム、さとう、みりん、鰹削り節、昆布
【内容量】
80g
【賞味期限】
2026年2月4日
【成分表示 (1袋80gあたり)】
熱量 318kcal、たんぱく質 5.4g、脂質 9.6g、炭水化物 51.2g、食塩相当量 0.6g(推定値)

















